月刊誌文芸春秋三月特別号にエッセイスト・数学者の藤原正彦先生が「小学生に英語教えて国滅ぶ」という刺激的な表題の文を投稿されています。文芸春秋の「日本の教育を立て直せ」という総力特集の一つです。ご存知と思いますが、藤原先生は作家新田次郎、藤原てい夫妻のご令息で、お茶の水女子大学名誉教授の数学者であり、文筆家としても著名な方です。ずっと前に、「若き数学者のアメリカ」という本を出版され、そのユーモアとペーソスにあふれる文章を読んで大変面白いと思ったのを思い出します。その後、会津藩校日新館の什の掟「ならぬことはならぬものです」を紹介されたのも藤原先生でした。　「英語教えて国滅ぶ」というセンセーショナルな表題の文の要旨は一言でいえば、英語を早くから学ばせる必要はない、それよりも日本語をしっかり身につけるのが先だということと、国語をしっかり勉強せず、読書を怠ると教養のない人間になってしまうという警告です。繰り返しますが、藤原先生の教育立て直し案は、「起死回生の一手はありません。初等教育の段階から、自発的に本を読む子供を育てるための教育改革をするしかない。そのために大事なのは、小学校で国語を徹底的に教え、本に親しむ土台をつくることです。」ということです。　つまり、小学生の段階で英語を教えている場合ではない、それより本を読むことを身につけさせなさいということなのです。英語が悪いのではなく、国語を徹底的に指導したり、読書に親しむ時間が少なくなることが問題だということです。確かにこのご意見は尤もなのですが、読書は何のためにするかという議論が足りないように思えます。藤原先生が心配されるのは読書時間が少ないと教養を積む時間が少なくなるということのようです。では教養とは何を指すかとなると、例示されたのが、夏目漱石の「こころ」における先生（と呼ばれている作中の人物）の自殺と三島由紀夫の自殺とは関係があるかという質問に答えられるか、縄文式土器と弥生式土器はどう違うか、一回目と二回目の元寇の違いは何なのかというような質問に答えられるかということです。いささか揚げ足取りになりますが、藤原先生が嫌われるパソコンやスマートホンで検索すると、このような問いに対する答えは簡単に調べることができます。つまり、質問が知識を問うている場合は、パソコンやスマホは簡単に答えてくれますので、教養の深さを問うことにはなりません。　教養と物知りは違います。私の考えですが、読書は物知りになるために行うものではないのです。物知りになるためでしたら、パソコンやスマホを使う方が効率的です。もちろん読書によって知識の習得はできますが、それより大切なのは読書によるsentimentの獲得ではないでしょうか。sentimentとは「揺るぎなき情緒」または「洗練された情操」というものであろうと思います。読書によって意見や見解を持つようになることも大切ですが、すぐに役立つ知識ではなく、じっくりと考え、物事を感じとる情操や論理性を培うには読書は大切だと言えます。藤原先生も言っておられるように、数学の問題は解法のパターンを覚えてしまえば、設問を見て、どのパターンかさえ思い出せば容易に解が得られます。しかし、数学者は論理的に解を求めてゆくので時間がかかると言われます。そこです。数学者は考えるのです。それが読書で鍛えられる思考力や感性ではないでしょうか。パターンを覚えるのは知識なのです。素晴らしい「お話」や「絵」「音楽」を感性が豊かで柔軟な若いうちに鑑賞するというのはかけがえのない大切なことだと思います。読書で感性を磨くには、確かに藤原先生が言われるように、「早く読まないと大人になっちゃう」のです。読んだことをまとめて第3者に説明したり、文章にしたりすることも、とても大切なことです。これがsentimentを豊かにすることであり、論理性を養う訓練になることは間違いありません。もちろん、大人にとっても大切なことであることには変わりはありません。　この訓練や知識の習得に英語学習が邪魔になるでしょうか。私にはどうしてもそうは思えないのです。　英語はよく言われるように、なるべく若いうちに学習しないと発音も英語を母語とする人のようになり難いというのは事実だろうと思います。しかし、小学生から英語を学ばせる必要はないという人たちの意見は、英語は国際共通語になったのだから日本式の英語や、中国式、フランス式・・・の英語があってよいではないかという意見です。私もこれには同意しますが、英語学習が母語である日本語学習の邪魔になるという考えには賛成できません。小学校の学習指導要領で国語学習に支障ができるほど時間を割いて英語を教えるというのならば問題ですが、少しの時間を割いて「これこれのことは英語ではこういうのです」という指導や外国の文化に親しむ時間を持つことは、子供に言語に対する興味を刺激するという意味においても大切です。言語は文化であり、英語教育は広い意味での文化理解であり言語教育の一環だからです。国語教育は人間として知的活動の最も基本になる言語教育の一環なのですから、その推進のために英語教育を言語教育の中に少し取り入れるというのは貴重な体験です。感受性が豊かな子供のうちに、英語（外国語）学習の体験をするというのはかけがえのないことだと思います。藤原先生自身は、自分は中学校から英語を勉強したが、英語はペラペラだと書いておられます。ペラペラというのも大変問題です。ペラペラというのは英語を一つの言語技能だと捉えておられるからです。流ちょうな英語を使えるようになることは素晴らしいことに違いないのですが、それより訥弁でもよいから、言語として深い意味のある言葉が使えるようになることが望ましいことです。
英語の先生におススメの資格 [jaos・esac・j-shine] 3/12up 「留学カウンセラー資格」「英語学習アドバイザー資格」「小学校英語指導者資格」について、詳細や資格取得方法を詳しくご紹介！ DMM英会話で実際にあるのですが、わたしがおそらく間違っているであろう英語を、指摘されないとどこが間違っているかわかりません。間違ったまま覚えるのは嫌なのでもっと指摘してほしいのですが、その言い方がわからなかったので教えて下さい。
自分について話す時、どっちの言葉を使ったほうがいいですか。 ALTにとして教える人はこの質問をよく聞きます。 例えば： A: 仕事は何ですか。 B: 英語の教師です。 ／ 英語の先生です。 ／ 英語を教えます ジョーンズさんは、奥さんが英語を教えていますが、ご自身も大学の英語の先生です。 例文帳に追加 Mr Jones , whose wife teaches English , is himself a professor of English. Study 私も「英語の教師です」　か　「英語を教えています」　がいいと思います。 Weblio 辞書 > 英和辞典・和英辞典 > 教えますの意味・解説 > 教えますに関連した英語例文 例文検索の条件設定 「カテゴリ」「情報源」を複数指定しての検索が可能になりました。 Bはどれを使っても良いと思いますよ＾＾何が 「英語の教師です。」と「英語を教えています。」は自然です。ALT／　英語を教えみんな（この日記を読む人）はこんな WonderSquirrel さんの場合は私も 「英語の先生です」「英語を（小学校/中学校/高校で）教えています」と言うのが一番一般的ではないでしょうか?A: 　／　英語を教え何が一番自然

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